LANハードディスク導入…失敗
複数の Macのデータを一元化したいと考えた私は、LAN接続のハードディスク(NAS)の導入に踏み切りました。
普通の外付けハードディスクは USBやFireWireのケーブルで Macと直結しますが、NASはLANケーブルでルータの空きポートにつなぎます。そうすると NAS内のデータがどの Macからでも読み書きできるようになる訳です。
そして買ってきたのが某社の NAS。事前にメーカーHPで Mac対応と書いてあるのを確認してから買いました。買いましたけど…結論から言うとこれが失敗だったのです。
アレコレと設定を済ませていざ使い始めてみると、あれれ?なんだか変。
なんと、ファイル名に半角31文字(UNICODE全角10文字)までしか使えないではないですか。
Macもはるか昔の OS7だったか OS8だったかの時代にはファイル名10文字とかの制限がありましたが、OSXの今では全角255文字までOKです。それなのにいきなり全角10文字に戻れと言われても…。
それに、自分でファイル名を付けたものはなんとか対応できたとしても、iTunesの曲データ名は自動で付けられるために対応できません。また私は Mac内で CGIを動かしてデータベースを作成しており、そのファイル名も自動で付けられるのでこれもアウトです。
頑張ってファイルコピーをやってみましたが、フォルダ内に文字数が長いファイルがあるとコピーが勝手に中断してしまい、どこまでコピーされたかわからなくなってしまいます。
この他にも Macをスリープすると接続解除されてしまったりと、どうにも使い物になりません。
メーカーのサポートにも電話して聞いてみましたが、文字数制限を回避する方法はないし、今後のファームアップデートでもどうなるかわからない、という返事でした。
こうなったら仕方ありません。NASを買ったお店に事情を説明して返品させてもらいました。返品が効いたのが唯一の救いでしょうか。
こうして私の初NASはあえなく失敗。この雪辱を晴らすためにリベンジを考えています。調べてみるとこの文字数制限は色々な NASにあるようです。メーカーHPを詳しく見ないとわからなかったりしますので、注意して選定中です。
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コメント
以前MIDIアプリケーションの件でメールを出させていただきました大川です。その節はいろいろご教示いただきありがとうございました。おかげさまで、考えていたMIDIアプリケーションを作ることができました。PYMIDIは使いませんでしたが、なんとか自前でMIDIのクラスを作って対応しました。
さて、本件はずいぶん前の書き込みですが、私もMac対応のNASの導入で悩んでましたが、最終的に「Mac mini(PowerPC) + HDケース」をネットワーク接続してNAS環境としました。HDケースは4台HDを入れられて、FireWire接続です。Mac miniをネットワークに接続して、ハードディスクケースを共有しています。Mac OS XのRAID機能を使ってミラーリングしています。ファイル名の制限などもなく、快適に使っています。Mac miniは近くにある必要がないので、別の部屋にぽつんと置いてあります。何か操作が必要な時にはVNCを利用してMac miniを遠隔操作しています。
既に解決されているかもしれませんが、ご参考までにと思い投稿させていただきました。
投稿: 月和茶 | 2006年8月20日 (日) 22:32
お久しぶりです。
MIDIアプリケーションの完成おめでとうございます。Macでのソフト開発は Objective-Cやら Interface Builderやらと独特なところが多くて大変ですが、アプリのみならず、MIDIクラスまで作られたとは素晴らしいですね。
また NASに関してのアドバイスありがとうございます。実はこの後、他社の NASを導入して、どうにか実用にこぎ着けました。現在は自分の書類や iTunesの曲データを入れており、Web共有して CGIを動かす環境も構築してあります。
現状で不満な点はバックアップの煩雑さとクラッシュの恐怖です。アドバイスいただいた Mac miniと RAIDミラーリングという形態ならば不満点を解消できそうですね。検討させて頂きます。
投稿: SYU | 2006年8月25日 (金) 01:08